介護から考える「ナース服の機能性と家屋の機能性」

介護はどのような方にとっても他人ごとではない大きな問題となります。
自分自身が介する場合もあるでしょうし、される側になることもあるものです。
重労働ではありますが出来るだけ快適に過ごしていくことが出来るように、衣服の面と家屋の面からできる工夫を考えておきましょう。
この二つは介護をスムーズに行っていくうえで重要なポイントとなります。
仕事でかかわっている方もそうでない方も、ぜひ一度チェックしてみてください。

介護をするときは周囲の環境も重要

介護は非常に大変なものであるといいます。
もともと愛情があった相手でも、体力的に厳しい状況になってしまったり、精神的に追い詰められたりということになるといらだってしまうという事も多くなってきます。
できるだけ快適に余裕がある状態で作業を行えるようにすることが大切です。
そのためにできることとしては環境を整えるということが挙げられます。
移動するときに狭いスペースでは動かしにくいですし、移動しづらい状況では早い段階から補助が必要で介護の手間が増えます。
必要なスペースがあれば移動も楽にできますし、自分でできることも増えていくので身体状況の改善にもつながっていきます。
また、介護する方の服装も動きやすい形にすると作業がしやすくなっておすすめです。
ある程度の年齢の方などは、今後身体が動きにくくなることを考えて家を建てたりリフォームをしたりという事を行っていきましょう。
機能性を重視した形にしていくことが負担を減らすポイントです。

服も家屋も動きやすさが大切

介護の際に着用する服は動きやすさを重視してみましょう。
ナース服なども伸縮性のある素材を利用するなどして工夫されていることも多いです。
汚れることも多いので汚れが付きにくい素材の物や洗濯に向いたものもおすすめです。
そういった物を参考に選んでいくと使いやすい服が選べるでしょう。
家については、これから建てるのであれば廊下やトイレなどを少し広めにしておくことがオススメです。
現在は必要なくても、将来的に手すりをつけたり、介助者と移動する可能性があるので、それを見越した余裕を持たせておくのが良いでしょう。
特に頻繁に移動するお手洗いまでは手すりを使って自分で行けるようにすると、排泄の自立につながりプラスになります。
すでに家がある場合は、移動を補助するための手すりを付けるなどという事から行ってみましょう。
完全に動けなくなった時ではなく、元気なうちからつけておくことがポイントです。
これからの自分自身が動ける環境を作ってみてください。